赤い月が見下ろす海辺で拾い上げた綺麗な石

どんなに綺麗でもまがいもののただの石

あなたの優しさもつまりはそういう類いのものでしょう

私に似合いのまがいものでしょう

ちょっとした気まぐれで

やさしくしようだなんて

懲りないまがいもの

それでも「キレイ」なんてつい手に取ってしまう

そんな自分に嫌気がさす

 

愛を示してみせてよ 

愛なき世はただ空しいだけだと

言葉で伝わらないものを

あなた語るなんてどうかしてる
それならば私に示してみせてよ。

 

青い月が照らす窓辺で手に取った綺麗な石

どんなに綺麗でもまがいもののただの石
まがいものと気付かなければ

私幸せだったかしら？

なんて馬鹿みたいにまた涙

 

ちょっとした気まぐれで

捨ててしまおうかなんて

時々思うけど

その度に大切だって気づいてしまう

そんな自分を消し去ってほしい

 

愛を示してみせてよ   

愛なき世はただ空しいだけだと 

言葉で伝わらないものを

  あなた語るなんてどうかしてる　

それならば私に示してみせてよ。

遥か遠くからやってくるのですか

ずっと近くに埋もれているのですか

与えられるのを待つべきですか

自ら探しにいくべきですか

愛を示してみせてよ   

愛なき世はただ空しいだけだと 

言葉で伝わらないものを

    あなた語るなんてどうかしてる　　

それならば私に示してみせてよ。

 

詞・曲　櫻井千晴